【超秀才】堺雅人の学歴まとめ！中学・高校・大学どれも名門校でエリートだった

コミカルな役からシリアスな役まで幅広くこなす俳優、堺雅人さん。

日本アカデミー賞をはじめ、ブルーリボン賞、報知映画賞など数々の賞を受賞していて、日本の演劇界には無くてはならない存在です。

そんな堺雅人さん、実は中学生の頃から進学校に通う、超エリートなのをご存知でしょうか。

独特な存在感のある堺雅人さんが、どのような学生時代を過ごされたのか、気になりますよね。

今回は、堺雅人さんの学歴と学生時代の様子を紹介していきたいと思います。

堺雅人の出身大学は早稲田大学

堺雅人さんは、1992年4月に早稲田大学第一文学部中国文学専修へ入学しました。

卒業はしておらず、大学3年生の春に退学しています。

現在第一文学部は無く、「文化構想学部」と「文学部」へと改編されています。

早稲田大学といえば言わずと知れた私立の名門校です。

2023年6月に発表されたイギリスのQS World University Rankings 2024では、世界の大学の上位13.3％に入りました。

このランキングには104か所、1500校もの大学が掲載されてることから、レベルの高さが窺えます。

早稲田大学の概要（学部・偏差値）

引用元:Google Map

創立当時は早稲田大学ではなく、「東京専門学校」という名前でした。

後の1902年、大学に昇格したのを機に「早稲田大学」と改称されています。

早稲田大学は、2023年現在13の学部にわかれています。

文学部は、2023年現在18のコースにわかれています。

文学部は特に人気が高く、2020年度でなんと8.4倍という、トップクラスの倍率を誇っています。

更に堺雅人さんが入学した1992年頃は“私大バブル”と呼ばれていて、「現役偶然、1浪当然、2浪平然、2浪で駄目なら短期大学または専門学校」と言われるくらい競争が激しい時代でした。

現在でさえ入るのが難しい早稲田大学が当時は更に狭き門、そこを現役で合格された堺雅人さんは、本当にすごい頭脳の持ち主だったんですね。

文学部に絞ってみても、各方面で有名な方々が多く卒業されています。

早稲田大学を中退して勘当された堺雅人

引用元:Twitter

早稲田大学には、戦前からある歴史の長い“演劇研究会”というサークルがあります。

堺雅人さんがその演劇研究会に入り、「東京オレンジ」の旗揚げに参加したのは有名なお話です。

この演劇研究会、実は入るまでに1か月悩んでいるんです。

演劇を始めたら、のめりこんで大学を中退しかねないという考え故でした。

その予感は的中し、大学3年生の春に中退してしまいます。

しかもこの中退の話はご両親に事後報告で、7・8年間は勘当され絶縁状態でした。

確かに、私大バブルのこの時代にせっかく入れた学校を辞めてしまうのは、とても勿体ない気がしますね。

堺雅人さんはその後「東京オレンジ」の看板役者として活躍し、そのルックスから「早稲田のプリンス」と呼ばれるほどでした。

公演には女性客が殺到し、出待ちまでいたそうです。

ちなみに早稲田大学のアカペラサークルから出来た「ゴスペラーズ」は堺雅人さんの先輩にあたります。

ゴスペラーズのリーダー、村上てつやさんは演劇研究会にいたこともあり、当時から交流がありました。

堺雅人さんはゴスペラーズの皆さんを兄のように慕っています。

当時の堺雅人さんを知るメンバーからすると、「劇団オレンジ」での役柄は不気味なものが多く、いつも“半笑い”だったといいます。

さらには日常の中でもその半笑いを見せていたそうです。

堺雅人さんといえば優しいほほえみが印象的なので、そのルックスから見ても不気味な役柄をやられていたのは意外でした。

堺雅人の出身高校は宮崎県立宮崎南高等学校

堺雅人さんは1989年4月から1992年3月まで、宮崎県立宮崎南高等学校に通っていました。

公立の学校ですが、ほとんどの生徒が国公立などの難関大学を目指しています。

それだけレベルの高い生徒たちが通う学校なので、国立の宮崎大学へ一番近い学校と評価されています。

宮崎県立宮崎南高等学校の概要（学部・偏差値）

引用元:Google Map

堺雅人さんが通っていた当時はフロンティア科はなく、普通科と家政科にわかれていました。

2011年に設置されたフロンティア科は、難関大学を目指している生徒が対象となっていて、レベルの高い進学校であることがわかります。

この他にも、政治家や学者などそうそうたる方々が卒業されています。

進学校でありながら、これだけのプロ野球選手を輩出しているのも驚きです。

気になって調べてみると、なんと1988年には甲子園にも出場していました。

官僚を目指していたエリート高校生の堺雅人

引用元:Twitter

ここまで見るだけでもその優秀さが伝わってくる堺雅人さんですが、実は高校生のころから女の子にはモテモテでした。

なんと、堺雅人さんが使ったペンが女子生徒に売られていたこともあったというから驚きです。

そんな堺雅人さんが高校時代に入部したのが演劇部です。

役者としての原点がここにあるのですね。

入部の決め手は、顧問や部長が威張っていないことに好感を持ったからだそうです。

そんな演劇部、入部した当初は部員がなんと先輩1名だけでした。

それが堺雅人さんの人気が加わり、部員が20人ほどに増えたそうです。

その勢いは、廃部寸前にも見えるこの演劇部を存続させただけにはとどまりません。

当時堺雅人さんが脚本、演出を担当した作品が、九州高校演劇コンクールで創作脚本賞を受賞したのです。

この頃から“演劇人”としての頭角を現していたんですね。

もう一つ、今の堺雅人さんを語るうえで忘れてはならないのが、高校の恩師である歌人の伊藤一彦さんの存在です。

堺雅人さんは伊藤一彦さんに強い影響を受けていて、牧水を愛読していたといいます。

その後の2010年に、『ぼく、牧水！ 歌人に学ぶ「まろび」の美学』を伊藤一彦さんと共に刊行しています。

伊藤一彦さんも早稲田大学第一文学部の出身です。

堺雅人さんが早稲田大学に進学を決めたのは、伊藤一彦さんの影響もあったのではないでしょうか。

高校生の頃から演劇に関わっているところをみると、元々役者志望だったのかと思いますが、そうではありません。

堺雅人さんはもともと通商産業省の官僚を目指していました。

しかし、数学が苦手で受験した国立大学はすべて落ちてしまいます。

国立大学に落ちることがなかったら役者になることもなかったと思うと、運命的なものを感じずにはいられません。

堺雅人の出身中学は宮崎大学教育学部附属中学校

堺雅人さんは1986年4月から1989年3月まで、宮崎大学教育学部附属中学校に通っていました。

宮崎県では唯一の国立の学校です。

県内最難関と言われている宮崎西高等学校の理数科は、宮崎大学教育学部附属中学校の出身者が3分の1を占めているといいます。

毎年10名から20名、難関私立高校への進学者を出していて、その中にはラ・サール高等学校や、久留米大学附設高等学校、東大寺学園高等学校などがあります。

こうして書いているだけでもそのレベルの高さを感じますが、驚くべきは教育方法にもあります。

なんと、自分で考え行動させるため、学校のチャイムを鳴らしていないそうです。

まさに人を教え育てるということに、並々ならぬ信念を感じます。

宮崎大学教育学部附属中学校の概要

引用元:Google Map

宮崎大学教育学部附属中学校の偏差値は、2023年現在宮崎県内で1位となっています。

優等生すぎた中学校時代の堺雅人

中学校では部活は吹奏楽部に入り、ホルンを担当していました。

中学2年生の時には学級委員長も務める優等生だったようです。

そんな中学校時代の堺雅人さんは、おっとりしていても芯があり、ひとつのことに没頭するタイプでした。

自由研究でクモを研究した時は、同級生も驚くほどの追及ぶりだったとか。

堺雅人さんは歴史小説好きを公言していて、中学生の頃からシブサワ・コウさんのゲーム『三國志』のファンでした。

友達のお父さんの持つパソコンで遊んでいたといいます。

『新選組！』や『真田丸』『大奥』など日本の歴史を題材とした作品にも多く出演している堺雅人さん。

現代の人間が昔の人間を想像で演じるのは難しいことですが、歴史好きが役作りにも影響し、見る人を引き込む演技が出来ているのかもしれませんね。

堺雅人の出身小学校は宮崎市立国富小学校

堺雅人さんは1980年4月から1986年3月まで、宮崎市立国富小学校に通っていました。

“国富”と書いて、“くどみ”と読みます。

広大な水田地帯の中にあり、とても自然豊かな地域です。

校内にも樹齢約200年の大きなクスノキが立っています。

国富小学校は2023年で150周年を迎えた、歴史のある小学校でもあります。

宮崎市立国富小学校の概要

引用元:Google Map

挫折を味わった小学校時代の堺雅人

引用元:プリ画像byGMO

小学校時代の堺雅人さんは、あまり目立つ存在ではなかったといいます。

しかしこの頃から優秀で、前述した宮崎大学教育学部附属中学校に入学できたのは小学校で2人だけでした。

小学校4年生から6年生まで少年野球チームに入っていましたが、運動は苦手という堺雅人さん。

徒競走は4位以上になったことがなく、野球でのポジションは3塁ランナーコーチ。

チームに勝ち目がないことがわかると打席に立たされたそうです。

堺雅人さんがいかにエリートかを目の当たりにしただけに、苦手なものがあるのだと少し親近感が湧きました。

まとめ

今回は堺雅人さんの学歴と学生時代の様子を紹介してきました。

中学校、高校とトップレベルの進学校に入り、更には狭き門の早稲田大学にも現役合格された堺雅人さん。

こうして並べてみると、とんでもないエリートだったことがよくわかりますね。

堺雅人さんが演じる役柄は、どれも堺雅人さんにしか演じられない独特な雰囲気を纏っています。

それは持ち前の頭脳や、一つのことに没頭する性格で、人物や作品の背景を徹底的調べ作り上げているからではないでしょうか。

「リーガル・ハイ」や「半沢直樹」など、出演する作品を次々にヒットへと導く堺雅人さん。

今後どのような作品を創り出していくのか、期待が高まります。