ブシュロンキャトルで後悔?剥げる・割れるの噂は本当なのか

2004年に発表されて以来、斬新な発想で続々と新色が登場し、色、素材、デザインなど、様々なバリエーションがあるキャトルコレクション。

 

ブシュロンのキャトルが人気なのは言うまでもありませんが、どうやらキャトルリングを買って後悔!?色が剥げる?割れる?との声がちらほらあります。

安い買い物ではないだけに、うそ?そうなの!?と、購入にためらってしまいますよね。

そこで今回は、ブシュロンのキャトルリングは本当に色が剥げるのか?割れるのか?の真相に迫ります!

 

ブシュロンを買って後悔したという方の声をヒントに、後悔しないための選び方もまとめていますので、これから購入しようと検討している方は、ぜひ参考にして下さい。

ファッションリング、結婚指輪、または何かの記念にブシュロンのキャトルリングを…と考えている方は必見です。

ブシュロンキャトルは剥げるという噂について

ブシュロンのキャトルリングは色が剥げるという噂ですが、結論から言えば残念ながら”色は剥げる”です。

ですが、すべてのキャトルコレクションの色が剥げるわけではありません。

 

キャトルコレクションの中には、PVD加工という特殊コーティングがされているものがあります。

PVD加工とは金属表面加工の1つで、加熱し蒸発・イオン化させ、物質に蒸着させる方法です。

 

普通のコーティング加工に比べると強度も強く、メッキ加工のように普通に色を塗ったものより剥がれにくくなっています。

ブシュロンのキャトルコレクションで、そのPVD加工が施されているのがこちら。

■キャトル・クラシック  ¥245,300〜

キャトルクラシック

引用元:bettyroad.co.jp/

■キャトル・ブラック  ¥269,500〜

キャトルブラック

引用元:bettyroad.co.jp

ブラウンとブラックの部分がPVD加工になっています。

このPVD加工は、色が剥がれにくくなっている特殊加工ですが、全く剥がれないというわけではないのが現実です。2〜3年の使用で、多少なりとも色は剥げます。

 

色の剥げ具合は生活スタイルで個人差があり、色が剥げると下地の金属が見えるので、なおさら目立つようです。

その色剥げを劣化と感じるか、使い込んだ味と捉えるか、と言ったところでしょうか。

 

その自然な色の剥げ具合を「つかい込んでいる味」と、楽しみながら使用できれば問題ありません。

少しの色剥げも絶対にしたくない!という方はキャトル・クラシックとキャトル・ブラックはやめた方がいいですね。

 

何かしらの衝撃で一箇所だけがひどく色が剥げた場合や、これは流石に味とは思えないくらいに色が剥げてしまった場合ですが、再コーティングしてピカピカに戻すことは可能です。

※PVD加工の再コーティングは¥37,180〜

 

少しの色剥げも全体的な色剥げも値段は同じで、メンテナンス修理をする時は、リング1周を均一にコーティングし直します。

なにか衝撃が加わって激しく剥がれた場合などは、他のリング部分の傷や、リング全体に歪みが生じる場合があるので、その時は別途料金が掛かります。



ブシュロンキャトルは割れるという噂について

次は、ブシュロンのキャトルリングは割れるという噂ですが、答えは残念ながら”割れることはある”です。

これも色剥げ同様に、すべてのキャトルコレクションが割れるわけではありません。

 

先程はPVD加工されているキャトルコレクションを紹介しましたが、割れる可能性があるのはセラミック素材のキャトルです。

セラミック素材のキャトルコレクションはこちら。

■キャトル・ホワイト  ¥229,900〜

キャトルホワイト

引用元:bettyroad.co.jp

■キャトル・レッド  ¥229,900〜

キャトルレッド

引用元:watch.norennoren.jp

■キャトル・ブルー  ¥847,000〜

キャトルブルー

引用元:boucheron.com/

ホワイト、レッド、ブルーの部分がセラミック素材です。

セラミックはとても硬く、耐熱性・耐食性に優れていて、金属よりも軽く、さらには電気絶縁性の性質を持っています。

 

セラミックって、とても硬くて丈夫なのに割れてしまうの?と疑問に思う方もいるでしょう。

例にあげると、ダイヤモンドも地球上で1番硬い鉱石と言われていますが、やはり思いもしない衝撃で、割れたり欠けたりしてしまう時があります。

 

「硬い=割れない」というわけではないんですね。

衝撃を吸収するくらい柔らかい素材であれば割れることを防げるかもしれませんが、ジュエリーが変形してしまうリスクを考えると、強度は強く硬いものをとなります。

 

強く硬いと言うことは丈夫な反面、衝撃をもろに受けるので、場合によっては割れたり欠けたりすることもある…という事です。

キャトルコレクションのセラミックは十分な強度を考えられて作られているので、強く硬く出来ていますが、それが絶対に割れないということには繋がりません。

 

万が一、打ちどころ・ぶつけどころが悪く割れてしまった場合は、修理に出すことになります。

セラミック部分の修理費¥42,020〜

 

セラミックは後加工が困難で、磨きや再仕上げが出来ません。

セラミック部分を丸ごと取り替えることになります。

 

硬いセラミックが割れるくらいの衝撃となると、リングの他の部分の傷や、リング全体の歪みの可能性も出てきますので、その時は別途料金が掛かります。



ブシュロンキャトルは傷が目立つという噂について

ブシュロンのキャトルリングは傷が目立つという噂についてですが、結論は”目立つと感じることはある”です。

 

PVD加工されているキャトル・クラシックとキャトル・ブラックはつややかな光沢がある分、傷がついてしまうと目立つと感じる方が多いようです。

まして下地の金属が見えるくらいの傷となると、確実に目立ちます。

 

一方セラミックは傷がつきにくく、傷がついても目立ちにくいという意見が多いです。

中には”セラミックのキャトルは傷つかない”という情報もありますが、全く傷がつかないはありえません。

 

この件に関しては、確認も兼ねてブシュロンに問い合わせもしました。

ブシュロン側の返答は

PVD加工もセラミックも、長年愛用していただくと多少の傷はつきます。

この返答から、”傷がつくのは避けられない”ということがおわかりだと思います。

 

この返答を見て、ブシュロンのキャトルコレクションは傷つきやすい指輪なの?と不安になりますよね。それは違います。

 

誤解のないように説明すると、

ブシュロンのキャトルだから傷がつくのではなく、どの高級ブランドのジュエリーも日々の生活で多少の傷がつきます。

強いて言えばキャトルの中ではPVD加工のものが若干傷はつきやすく、目立つと感じる人が多い。

ということです。

 

強度を強くしたプラチナもゴールドも、地球一硬い鉱石と言われているダイヤモンドも、日々の生活の中で多少なりとも傷はつき、摩耗します。

メンテナンスで傷を目立たなくし、新品のように磨き仕上げることは可能ですが、どんな指輪でも”使用している間、全く傷がつかない”ということは不可能に近いということです。



ブシュロンキャトルで後悔する人の声

ブシュロンのキャトルを買って後悔している人は、どんな理由で後悔しているのでしょうか?

キャトルで後悔したという方の声を見てみましょう。

家事や仕事の時に指輪をつけたままにしていたら、ブラウンの色剥げが思ったよりもひどくなり再コーティングに出しました。
ピカピカになって戻ってきましたが、金額も結構掛かったので、今は家事や仕事の時は指輪を外すようにしています。
正直外すのが面倒なので、普段つけたままで大丈夫なものを買えば良かったと少し後悔しています。

先日親戚が亡くなり葬儀に参列しました。
いつものようにキャトルをつけて行きましたが、母に「これは外した方が良いわね」と言われ、ハッとしました。
急いでその場で指輪を外し、バックに仕舞いました。
キャトルは場面を選ぶ必要がある指輪だと気付きました。

 

キャトルはサイズ直しが出来ないからと、将来は少し太る可能性を考えて、店員さんにすすめられるまま大きめのサイズで購入しました。
その後7年経ちますが、特に太ることもなく、いまだに指輪はゆるゆるで、おさまりが悪いのが気になります。
いつものサイズで購入すればよかった…

 

PVD加工のキャトルを選んだ場合、色剥げを最小限にしたいと考えると、面倒ではありますが、日々の生活の中で指輪を外す機会が多くなります。

外す・つけるを繰り返すということは、失くすリスクも伴うので、失くさないように気をつけなければいけません。

 

そして、ファッション性の高いキャトルですが、場面によっては、そのファッション性がふさわしくない時が出てきます。

非常識にならないように、場面に応じてキャトルを外す判断を自分でする必要があります。

 

また、サイズ直しが基本的に不可なので、サイズ選びも慎重に。

ブシュロンではキャトルの重ね付けも考えて、結婚指輪の場合、あえて少し大きめのサイズをおすすめしているようです。

 

後から購入する重ね付け用の指輪をジャストサイズにすれば、大きめの結婚指輪でも大丈夫ということなのですが、果たして本当に、重ね付け用のキャトルをあとから購入することが出来るのか…ですよね。

 

確実に買うわけではないのなら、そこまで大きめのサイズにしない方が無難のような気がします。

または、絶対に買う!と心に決めて大きめサイズで勝負するか…

 

他にも後悔したという方の声を見てみましたが、傷が目立つ、割れたという意見は思ったより少なく、やはり目立つのは「色剥げ」についてと「サイズ」に関することでした。



ブシュロンキャトルで後悔しないために…選ぶときのポイントは?

ここまで、ブシュロンのキャトルリングの色剥げ・割れ・傷について徹底的に調べてきました。

買って後悔している方の声をヒントに、失敗しないキャトル選びについて整理してみましょう。

 

☆後悔しないためのポイント☆

  • 色剥げ・傷をどこまで許せるか?
  • 割れる可能性を覚悟できるか?
  • 自分のライフスタイルとキャトルが合うのか?
  • キャトルのファッション性を理解し、場面に応じてつかいこなせるか?
  • サイズ選びを間違わない!

この5つが重要になります。

 

色剥げも傷も”つかい込んだ味と思える”、”割れる可能性もある程度覚悟できる”という方は、お好きな色のキャトルを選んで大丈夫です。

なにも気にせず、ご自分の好きなキャトルリングをつけてハッピーに過ごせます。

 

逆に、絶対に色剥げはイヤ!割れるなんて考えられない!傷が目立つのも避けたい…という方は、ブシュロンのキャトルコレクションは諦めるべきか!?

いいえ、選択肢はあります。

■キャトル・ラディアント ¥262,900〜

キャトルラディアント

引用元:bettyroad.co.jp/

このキャトル・ラディアントには、PVD加工もセラミックも使用されていません。

素材はホワイトゴールド、イエローゴールド、ピンクゴールドになっているので、少しの傷なら磨き上げでカバーできます。

 

同じキャトルのシリーズで、こちらの選択肢もあります。

■キャトル・クル・ド・パリ ¥13,200〜

キャトルクルドパリリング

引用元:prive-bridal.jp

■キャトル・グログラン ¥183,700〜

キャトルグログラン

引用元:zexy.net/ring

重ね付けすることで、キャトルコレクションと同じ様な楽しみ方ができます。

ただし、カラー豊富なキャトルリングを想像していた方にとっては、少し物足りなく感じてしまうかもしれませんね。

 

個人的にはとても上品な輝きがあり、シンプルな中にも程よい個性があって私は好きですが、好みは人それぞれなので…

あとはメリット・デメリットを自分の中でどれくらい理解して納得できるかが、後悔しないキャトル選びのポイントとなります。

 

お仕事をしている方は、自身のライフスタイルも考慮して、デザインや素材を選ぶことをお忘れなく。

冠婚葬祭など、その場面に応じてキャトルをつかいこなす事も必要になります。

 

キャトルコレクションで共通して言えることは、サイズ感は実際に指輪をつけてみないとわからないので、店頭まで足を運び実物を見て、実際に指につけて決める事です。

同じサイズでも、リング幅が細い・太いでもつけ心地はだいぶ変わってきますので、ご自分の手につけてみて、しっくりくるものを選んで下さいね。

 

お好きなキャトルリングを選んで購入した後は、なるべく指輪に負荷や衝撃が掛からないように注意しましょう。

水仕事をするとき、硬い道具を使って作業をするとき、激しいスポーツをするとき、重いものを持つときなど、指輪を外すことをおすすめします。



まとめ

  • ブシュロンのキャトルで色が剥げるのは、クラシックとブラック。
  • セラミック素材のホワイトとレッド、ブルーは割れる可能性あり。
  • 傷はクラシックとブラックの方が目立つ。
  • 基本的に傷がつかないジュエリーはない。
  • 色剥げや割れを避けたいなら、ラディアント、クルドパリ、グログランの3種類。
  • 後悔しないためにも、各キャトルのメリットとデメリットを理解する。
  • キャトルリングのサイズ直しは基本的に不可なので、サイズ選びは慎重にする。

いかがでしたか?

ブシュロンのキャトルの噂について徹底的に調査した結果、やはり色も剥げますし、割れる可能性もあることがわかりました。

 

ですが、ブシュロンのキャトルコレクションだけに言えることではなく、どんな高級ジュエリーも傷がつくのは当たり前だということも、理解してもらえたと思います。

 

私達女性にとってファッション性の高いキャトルコレクションは、とても魅力的です。

買って後悔することがないように、納得のいくキャトルを購入して下さいね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

error: Content is protected !!