元SMAPの木村拓哉さんと、工藤静香さんという、誰もが知る大スターの下に生まれたCocomiさん。
妹のKokiさんから遅れること2年、2020年にフルート奏者そしてモデルとしてデビューを果たしました。
フルートの腕前だけでなく、容姿も端麗で、英語とフランス語を使いこなす才女という印象ですが、実は最終学歴は高卒であるのをご存じでしょうか。
今回は、なぜ桐朋学園大学を卒業しているCocomiさんが高卒扱いなのか、どんな学校生活を送ってきたのかを詳しくご紹介します。
Cocomiの出身大学は桐朋学園大学
Cocomiさんは2020年4月から2023年3月まで、桐朋学園大学音楽学部カレッジ・ディプロマ・コースに通い、フルートを学んでいました。
そして2023年4月からは同大学のソリスト・ディプロマ・コースに再入学しています。
桐朋学園大学は音楽界の中ではトップレベルの大学です。
“桐朋学園大学音楽学部”と名前はついていますが、カレッジ・ディプロマ・コースとソリスト・ディプロマ・コースに関しては、大学とは別に学校が独自に開設しています。
より高度な技術を習得するために開かれていて、この二つのコースを修了しても「学士」の学位称号は与えられません。
そのためCocomiさんは、桐朋学園大学音楽学部に進学していても“高卒”扱いとなってしまいます。
桐朋学園大学の概要(学部・偏差値)

学校名 | 桐朋学園大学 |
学部・学科 | 音楽学部・音楽学科 |
偏差値 | 35 |
所在地 | 〒182-8510 東京都調布市若葉町1-41-1(仙川キャンパス) |
最寄り駅 | 京王線『仙川駅』から徒歩5分 |
公式サイトHP | https://www.tohomusic.ac.jp/college/index.html |
創立 | 1955年 |
音楽学科には全部で10の専攻があります。
- ピアノ専攻
- 弦楽器専攻
- 管楽器専攻
- 打楽器専攻
- ハープ専攻
- 古楽器専攻
- 声楽専攻
- 作曲専攻
- 指揮専攻
- 音楽学専攻
上記専攻では、卒業と同時に「学士」も与えられます。
カレッジ・ディプロマ・コースについて
実技中心の高度な専門教育を行うため、1996年に開設されました。
18歳から50歳以上の方まで、幅広い年代の方々が通われています。
桐朋女子高等学校音楽科を卒業していると、実技試験は免除になります。
修了試験に合格すると最短3年で卒業ができますが、最長でも5年しかいられません。
Cocomiさんは、最短の3年で卒業しています。
ソリスト・ディプロマ・コースについて
ソリストとして将来性があると認められた人だけが受けられる、高度な実技教育を行うコースとして1973年に開設されました。
入試は専攻実技のみとなっていて、ピアノ・ヴァイオリン・チェロ・フルートの専攻があります。
どの専攻も、毎年2名から7名しか在籍しておらず、かなり狭き門なのではないでしょうか。
- 高嶋ちさ子さん ヴァイオリニスト
- 泰葉さん シンガーソングライター
- 小澤征爾さん 指揮者
- 江戸京子さん ピアニスト
- 岩崎淑さん ピアニスト
- 野島稔さん ピアニスト
- 仲道郁代さん ピアニスト
- 西村由紀江さん ピアニスト
- 羽田健太郎さん ピアニスト
- 藤原真理さん チェリスト
- 長谷川陽子さん チェリスト
- 堤俊作さん コントラバス奏者、指揮者
- 工藤重典さん フルート奏者
音楽界の名だたる方々が卒業されています。
Cocomiの大学生活

Cocomiさんは大学で、NHK交響楽団の神田寛明氏に師事しています。
2021年1月3日に19歳という若さで、東京フィルハーモニー交響楽団によるニューイヤーコンサート2021に出演しました。
1年後の2022年4月29日には、大学在学中にフルート奏者としてアルバムデビューを果たしています。
3月4日に先行シングル第1弾として「Sicilienne」を発表し、3月25日に第2弾「Vocalise」を、4月15日に「Estrellita」の配信を行いました。
世界的ピアニストのウラディーミル・アシュケナージさんとフルート奏者のエマニュエル・パユさんのマスタークラスも受講するなど、精力的に活動されています。
2022年12月には母親である工藤静香さんと『第73回NHK紅白歌合戦』で親子共演を果たしました。
活躍の幅はアニメ界にまで及びます。
2021年には明石家さんまさんが企画・プロデュースを務めた劇場アニメ映画『漁港の肉子ちゃん』で声優として参加しています。
劇伴ではフルートの演奏も行っています。
Cocomiさんはフルートの演奏に関して、一人で演奏するよりアンサンブルが好きだといいます。
相手の弾き方にどう合わせるか、どう弾けばどんな化学反応が起こるのかを見るのが楽しいそうです。
そこには一人ではできない、唯一無二の作品が出来るといいます。

Instagramなどで家族への誕生日メッセージをつづるなど、家族愛も深いCocomiさん。
Cocomiさんは家族を“幸福の中心にあるもの”と話しています。
父親である木村拓哉さんからは「常に前進すること」を、母親である工藤静香さんからは「相手のことも理解し、心を平静に保つこと」を教えられたといいます。
両親のこの教えが、フルート奏者としての姿やジャンルにとらわれず幅広く活動していく根源になっているのかもしれませんね。
家族みんな仲が良く、家では大富豪をしたり、家族共通の趣味である釣りに行ったりしています。
ちなみに大富豪は木村拓哉さんが1番強いそうです。
さすが木村拓哉さん、イメージを裏切りません。
完璧な印象のCocomiさんですが、寝ることが大好きで嫌なことがあっても寝たら忘れてしまう性格であることや、やる気を出すまでが長いこと、納豆キムチご飯が好きなど、どこにでもいる普通の女の子としての一面も垣間見えました。
ちなみに寝る部屋は妹のKokiさんと同じ部屋だそうです。
本当に仲良し姉妹ですね。
インスタライブでは恋愛や結婚についても語っていて、父親である木村拓哉さんよりかっこいい男性と結婚すると姉妹で誓い合ったそうです。
また、25歳までに結婚したいそうで、2023年7月16日のInstagramではあと3年しかないことに焦りを感じている様子がみられました。
また子供は3人ほしいそうで、1人目2人目は女の子、3人目は男の子がほしいと語っています。
素敵な家族の中で育ったCocomiさん。
Cocomiさん本人も素敵な家庭を築きそうですね。
Cocomiの出身高校は桐朋女子高等学校
Cocomiさんは、2020年3月まで私立桐朋女子高等学校音楽科に通っていました。
桐朋女子高等学校には普通科と音楽科が設置されていて、学校名に女子とありますが音楽科は共学です。
また音楽科には校則が基本的になく、制服もない、自ら考える力を養う自由な校風です。
桐朋学園大学音楽学部とも連携していて、高大合わせて7年の一貫校となっています。
桐朋女子高等学校の概要

学校名 | 桐朋女子高等学校 |
学科 | 普通科・音楽科 |
偏差値 | 普通科67・音楽科56 |
所在地 | 〒182-0003 東京都調布市若葉町1-41-1 高校 本館 |
最寄り駅 | 京王線『仙川駅』から徒歩5分 |
公式サイトHP | https://www.tohomusic.ac.jp/highschool/ |
創立 | 1941年10月30日 |
桐朋女子高等学校は桐朋学園大学と同じ敷地内にあります。
高嶋ちさ子さん ヴァイオリニスト
神尾真由子さん ヴァイオリニスト
江戸京子さん ピアニスト
中村紘子さん ピアニスト
小澤征爾さん 指揮者
宮本文昭さん オーボエ奏者・指揮者、東京音楽大学教授
長谷川陽子さん チェリスト
林俊昭さん チェリスト
KOKIAさん シンガーソングライター
高校時代のCocomi
Cocomiさんのフルート奏者としての活躍は、高校生の頃から始まっていました。
2018年に行われた『第73回全日本学生音楽コンクール』では、予選を突破し東京大会に出場。
2019年に『第2回日本奏楽コンクール』管楽器部門・高校生の部で準グランプリと、フランス近代音楽賞を受賞するなど、輝かしい成績を残しています。
2019年の冬にはオーケストラグループの『Japan Popular Classics Orchestra』にフルート奏者として参加し、2020年1月には新メンバーとして舞台に立ちました。
また活躍の場はフルートだけにとどまりません。
2020年の3月には、『ディオール』のビューティー、ファッション、ジュエリー&タイムピーシーズのジャパンアンバサダーに選ばれました。
その後ファッション雑誌『VOGUE JAPAN』では表紙を飾り、モデルデビューを果たしています。

息をのむ美しさです。とても当時10代だったとは思えませんね。
創設者であるクリスチャン・ディオールが音楽にも造詣が深かったこともあり、Cocomiさんの起用に繋がったそうです。
そんなCocomiさんですが、こんな可愛らしいエピソードがありました。
高校生の頃、バレンタインデーに初めてチョコを作った際、ホワイトチョコレートに色味が欲しいと思ったCocomiさん。
何を思ったか青汁を混ぜてしまい、完成品を見た友達にはひかれてしまったそうです。
色を出せそうなものが近くに青汁しかなかったからだといいますが、かなりの衝撃ですね。
なんでも完璧にこなしそうなCocomiさんの、意外な一面でした。
ちなみにチョコレートは、ホワイトチョコレートが1番好きだそうです。
Cocomiの出身中学・小学校はブリティッシュ・スクール・イン東京
Cocomiさんは2006年9月から、ブリティッシュ・スクール・イン東京に通っていました。
ブリティッシュ・スクール・イン東京は英国式のインターナショナルスクールです。
イギリスは学校年度が9月から始まり、小学校教育が6歳からと、日本より1年早く始まります。
そのためCocomiさんは当時5歳で入学しています。
ちなみに小学校は11歳まで、中学校は16歳までとなっています。
Cocomiさんの卒業年月日は不明ですが、桐朋女子高等学校に入学したことを考えると、2016年の8月卒業が濃厚ではないでしょうか。
ブリティッシュ・スクール・イン東京の概要(学部・偏差値)

学校名 | ブリティッシュ・スクール・イン東京 |
所在地 | 〒154-0004 東京都世田谷区太子堂1-7-57(昭和キャンパス) |
最寄り駅 | 東急田園都市線『三軒茶屋駅』から徒歩8分 |
公式サイトHP | https://www.bst.ac.jp/ |
創立 | 1989年 |
昭和キャンパスは昭和女子大学の敷地内にあり、12歳から18歳の生徒が通っています。
2023年9月に麻布台ヒルズキャンパスが新しく開設され、3歳から11歳の生徒はこちらに通います。
インターナショナルスクールには偏差値を測る共通テストがないため、偏差値はありません。
しかし教職員のレベルが高く、イギリス本国で教育を受けている生徒よりも学力が高いという情報があります。
ブリティッシュ・スクール・イン東京はもともと日本に滞在するイギリスの方向けに作られた学校のため、日本人はほぼいません。
生徒にも年相応の英語力が求められるため、その点においても他のインターナショナルスクールより、難関なのではないでしょうか。
小学校時代のCocomi

Cocomiさんのフルートのルーツはここから始まります。
ピアノの先生がもともとフルートが専門だったこともあり、11歳からフルートを習い始めました。
始めた次の年に行われた『第23回ヤマノジュニアフルートコンテスト』では、「カルメン幻想曲」を演奏し最優秀賞を受賞しています。
わずか1年で最優秀賞受賞とは、まさに才能の塊ですね。
しかしその裏ではかなり努力をしていたそうです。
母親である工藤静香さんからは「やるからには1番を目指せ」と言われていて、自宅の地下には防音の練習室があり、週の半分は個人レッスンを受けていました。
先生にはどこに行くにもフルートを持っていくように言われていて、旅行にもフルートを持参しています。
生まれた時から親交があるという写真界の巨匠“繰上和美さん”は幼いころのCocomiさんのことを、「眼差しが優しくて、おだやかな雰囲気の女の子」だったと語っています。
それが大学1年生の時に会った際は、「自意識がしっかりして、強い女性」という印象に変わったといいます。
音楽をやるようになってから、内面や主張がしっかり表れてきたそうです。
Instagramではオシャレな姿を度々公開していますが、ピアスをあけたのはなんと小学生の頃でした。
日本の小学生でピアスをあけている子はなかなかいなさそうですが、インターナショナルスクールならではの自由な校風の影響かもしれませんね。
中学生時代のCocomi
Cocomiさんといえばフルートのイメージが強いですが、中学生の時にはヴァイオリンで学内オーケストラの、首席ヴァイオリニストを務めていました。
フルートだけではなく、ヴァイオリンの実力まであるとは、本当に才能豊かですね。
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小学生からの活躍をみていると、幼いころから音楽家街道まっしぐらかと思いきや、中学生の頃目指していたのはなんと“声優”でした。
大のアニメ好きで、この頃声優の養成所にも通っていたそうです。
中学生の頃から養成所に通うとは、その本気度が窺えますね。
その後はフルート演奏家の道にシフトチェンジしたCocomiさんですが、劇場版アニメ映画『漁港の肉子ちゃん』でかつての夢を叶えることが出来ました。
好きな漫画は、少年ジャンプ系の作品全般だと語っていて、『黒子のバスケ』や『ハイキュー‼』『ブラッククローバー』などが好きだといいます。
父親である木村拓哉さんにもおすすめのアニメを紹介して、一緒に見ているそうです。
アニメを見ている最中に木村拓哉さんがリモコンを持って「消すよ~」と冗談を言ってくることがあるそうで、それは本当にやめてほしいと語っています。
とっても微笑ましい光景ですね。
ここまでも、Cocomiさんを身近に感じるエピソードが出てきましたが、アニメ好きということで更に親近感が湧きました。
心が行き詰った時は、アニメを見ることが多いそうです。
Cocomiの出身幼稚園はアオバ・ジャパン・インターナショナルスクール
Cocomiさんは2006年6月までアオバ・ジャパン・インターナショナルスクールに通っていました。
アオバ・ジャパン・インターナショナルスクールはアメリカの制度に則っていて、学年度は9月初旬から6月中旬までとなっています。
イギリス人向けに開校したブリティッシュ・スクール・イン東京とは異なり、アオバ・ジャパン・インターナショナルスクールは元々日本の子供たちにバイリンガル教育を提供することが目的でした。
そのため在籍する日本人も多く、日本語教育にも力をいれています。
また、英語を母国語としない生徒を対象とした英語サポートプログラムもあり、より様々な国籍を持つ子供たちが入りやすい環境となっています。
アオバ・ジャパン・インターナショナルスクールの概要

学校名 | アオバ・ジャパン・インターナショナルスクール |
所在地 | 〒153-0042 東京都目黒区青葉台2-11-5(目黒キャンパス) |
最寄り駅 | 東急東横線『代官山駅』から徒歩8分 |
公式サイトHP | http://www.aobaonline.jp/ |
創立 | 1976年 |
アオバ・ジャパン・インターナショナルスクールは、1歳5か月から18歳までの一貫校となっています。
目黒キャンパスには1歳5か月から6歳の子供たちが通っています。
2016年には国際バカロレアに認定されていて、国際的に通用する大学入学資格を得ることができます。
アオバ・ジャパン・インターナショナルスクールは、東京大学やシカゴ大学など国内外の上位大学への合格者を何人も輩出している、トップレベルの学校です。
有名な卒業生に関する情報は出てきませんでしたが、歌手の宇多田ヒカルさんが一時期通われていたそうです。
幼稚園時代のCocomi

Cocomiさんの音楽人生はこの頃から始まっていました。
3歳からヴァイオリンとピアノを習っていて、まさに音楽に囲まれた生活を送っています。
小さいときから母親である工藤静香さんのコンサートやディナーショーにも連れて行ってもらったそうです。
まさに英才教育ですね。
父親である木村拓哉さんとのエピソードも、インスタライブで明かしていました。
当時Cocomiさんが『プリキュア』を見ていた時に、木村拓哉さんが悪役をしていたそうです。
Cocomiさんは敵を前に「ざけんなー!あっちいけー!」と持っていたスプーンを振りかざしました。
そのままスプーンは木村拓哉さんの目にクリティカルヒットしてしまったといいます。
また、カメラが趣味であるCocomiさんは、物心がつく前からカメラを持っていました。
木村拓哉さんもカメラ好きで、譲り受けたカメラで度々撮影していたといいます。
両親がビデオをまわしていると、「私が撮る!」と近づいていっていたそうです。
Cocomiさんの初恋かと思われるこんなエピソードもありました。
元SMAPのメンバーである香取慎吾さんが家に訪ねてきたときに、よくかくれんぼをしたりして仲良く遊んでいました。
そんな香取慎吾さんにある日、「パパには内緒ね」とこっそりラブレターを渡したそうです。
香取慎吾さんが家に遊びに来るなんて、とても羨ましいですね。
Cocomiさんが夢中になってしまうのもわかります。
まとめ
今回はCocomiさんがなぜ高卒扱いなのか、どんな学校生活を送ってきたのかを紹介してきました。
幼稚園の頃から音楽に囲まれた生活を送り、11歳で始めたフルートでは数々のコンクールで優秀な成績をおさめています。
高校からはより専門的に学ぶため、桐朋女子高等学校音楽科に進学し、そのままエスカレーター式に桐朋学園大学音楽学部に入学しました。
桐朋学園大学音楽学部の中でも、カレッジ・ディプロマ・コースとソリスト・ディプロマ・コースは大学とは別に開設されています。
そのため卒業しても「学士」を取ることはできず、結果的に高卒ということになってしまっていました。
しかしながら、フルート奏者のプロとしてやっていくCocomiさんに、大学卒業という学歴は不要かもしれませんね。
ソリスト・ディプロマ・コースを卒業後は、テレビでその演奏を見られる機会も増えるでしょうか。
ぜひとも間近でその音色を聞いてみたいです。
もう一つの夢であった声優にも今後また挑戦していくのか、今後の動向に期待が高まります。
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