お笑いコンビ「ティモンディ」の前田裕太さんは、そのユニークな芸風と爽やかなキャラクターで多くのファンを魅了しています。しかし、彼の背景には意外な一面があります。それは、野球に対する深い愛情と経験です。今回は、前田さんの芸人としての活動と野球との関係性について掘り下げてみたいと思います。
前田裕太とティモンディの活動とは
笑いコンビ「ティモンディ」は、前田裕太さん（ツッコミ／ネタ作り担当）と高岸宏行さん（ボケ／応援担当）の2人組。2015年結成、グレープカンパニー所属です。
メンバーそれぞれの活動
前田裕太
立ち位置・役割：左／ツッコミ・ネタ作家
学歴など：神奈川・相模原出身。済美高校→駒澤大学法学部卒→明治大学法科大学院中退。
趣味・特技：読書、サッカー観戦（ドルトムント推し）、料理、ゴルフ、野球。
印象的なエピソード：高校時代は硬式野球エース、野球用品メーカーの筋力測定で全国上位
2020年には始球式でキャッチャーも担当。
現在の活動：テレビ（『天才てれびくん』など多数）、ラジオ『学べばわかる!マネー大学』『GURUGURU』『イカラジオ』など出演中。また本も今年出版予定。
高岸宏行
立ち位置・役割：右／ボケ・応援担当
野球経歴：愛媛・済美高校→東洋大学で野球。大学時代のケガをきっかけに芸人へ転向
プロ野球経験：2022年BCリーグ・栃木ゴールデンブレーブスに投手として入団
芸人活動：漫才・コント。YouTubeチャンネル『ティモンディチャンネル』や野球×お笑い企画多数配信（例：「ティモンディ ベースボールTV」）。
メディア出演：テレビ（NHK『天才てれびくん』メインMC、テレビ東京『ヴィクトリーグ！』ほか）、テレビ愛媛『吾輩はティモンディ』、メ～テレ『ドデスカ！』など
ラジオ・WEB：ABCラジオ出演、YouTubeチャンネル運営。各種コラボCM、マスク販売、LINEスタンプも展開 。
コンビとしての活動
漫才・コント：熱血系の漫才スタイル。「やればできる！」がトレードマーク（済美高校の校訓由来）
YouTube：チャンネル登録者27万人超、野球パフォーマンスと芸を融合した動画が人気 。
テレビ・ラジオ出演多数：子ども向け番組からバラエティ、地域情報番組、学び系ラジオまで幅広く。
CM・グッズ：テレビCM、マスク、LINEスタンプ、公式グッズ販売など多方面に展開 。
書籍：前田さんが今年本を出版予定 。
最新ニュース
前田裕太さんが体調不良で活動を一時休止（2025年7月7日）。コンビとしては高岸さん単独で活動継続
開始予定だった新ラジオは前田さん休養のため対応未定。今後の復帰は体調次第です。
済美高校は“主人公脳”の聖地
小学3年から始めた野球がきっかけで、中学時代には関東選抜にも選抜され、プロ志望を確信。神奈川では東海大相模など12校から勧誘されるほどの成績でした。
そんな中、「強豪で甲子園を目指せる環境」が魅力となり、愛媛・済美高校に進学。ここなら“漫画『タッチ』の主人公”になれると信じ、全力投球。
練習量と厳しさ
寮生活＋早朝練習の連続。朝5〜6時起き、夜11〜2時の就寝という日々で、洗濯や掃除も部員が担当
独自メニューも充実：ラグビーボール落下トレーニングや、リズム練習（10秒当て・三三七拍子）など、心理や体感を鍛える工夫が満載
成績とエースとしての役割
2年時からベンチ入り（控え投手・野手）、3年次は一塁コーチも務めました
身体能力は群を抜き、スクワット280kg、50m走6.4秒という測定記録を残す。
通算16本塁打、最速139km/hのストレートを記録し、投撃共に強打者でもありました。
甲子園目前での挫折と“図書室での再起”
目指した甲子園は、3年夏の県大会決勝・サヨナラ負けで夢破れる。以降数週間、実家に引き籠るほど落ち込み、大学進学まで立ち直れなかったといいます。
それでも高校には通い続け、時間を持て余した寮生活では学校図書室へ。司書との日々の交換で、文学から科学までジャンル問わず多くの本を読み漁り、心の再生を図ったそうです。
学びと経験を活かす姿勢
高校時代の厳しい練習や挫折は、今の“熱中と学びを大切にする姿勢”につながっており、「好きな物事に没頭することの価値」を前田さん自身が語っています 。
高校時代まとめカレンダー
| 年度 | 出来事 |
|---|---|
| 高1 | ベンチ入り開始 |
| 高2 | 野球部では主力級、練習と寮生活で鍛錬 |
| 高3夏 | 県大会決勝で惜敗 → 失意と引き籠り |
| 高3後期 | 図書室で本を読みながらメンタル回復 |
前田裕太さんの済美高校時代は、青春そのものと言えるでしょう。甲子園への夢を追いながら、仲間との絆や自分自身の限界への挑戦。挫折を知って初めて得た“心の強さ”が、現在の彼の「知的で多才な芸人像」を形づくる大きな基盤になっています。
当時の友人や先生との思い出
前田裕太さんの済美高校時代、友人や先生との思い出には、野球部の仲間関係や遠距離恋愛、そして心の支えとなった司書さんとの“本の交流”が深く刻まれています。以下に主要なエピソードをまとめました。
高校部活の仲間との絆
済美高校野球部では、同期の高岸宏行さんだけでなく、厳しい練習をともに耐え抜いた仲間たちがいました。雨の日も、早朝から夜遅くまで、寮生活や洗濯・掃除など“部員全員で作るチーム感”が強く意識された環境だったと語っています。
中学から続いた遠距離恋愛
高校進学後、神奈川から愛媛に移る前田さんですが、中学時代に好きだったクラスメートと文通を2年間続けていたそうです。携帯電話が使えない状況でも、彼女は手書きの手紙を送り続け、「よく支えてくれたな」と感謝しています。
司書さんとの“半年間の読書交流”
最も印象深いのは、高校3年夏の敗退後の低迷期。無気力な時間を過ごした彼を慰めたのが、校内図書館の司書さんでした。
司書さんから本を一冊手渡され、それをきっかけに毎日1冊本を貸してもらうようになった。
小説から科学書まで、ジャンルを問わず読み漁り、卒業までその習慣が続いたといいます。
これは彼にとって、ただの暇つぶし以上の価値があり、心を回復させる“居場所”となりました。
師や仲間からの教え
済美の上甲監督が行っていた理不尽とも思える練習（ラグビーボール投げや時間感覚訓練など）は、「未来を読め！」という掛け声とともに行われ、仲間との信頼や反発心を成長に変える経験だったと話します。
また、司書さんとの交流がなければ、心が壊れていた可能性もあったとも語っています
前田裕太の学歴とキャリア
前田裕太さんの学歴とキャリアについて、整理してご紹介します！
学歴
小学校・中学校
神奈川県相模原市の相武台小学校 → 相武台中学校 卒業。
高校
愛媛・済美高等学校（野球部）に進学
強豪野球部で部活動に打ち込みつつ、勉強も優秀で、指定校推薦で駒澤大学へ
大学
駒澤大学 法学部を卒業（法学専攻）
「勉強の楽しさ」に目覚め、弁護士を目指すため明治大学法科大学院へ進学（特待生・学費免除）
大学院
明治大学法科大学院 中退
お笑い芸人への道を選び、ティモンディ結成へ
学歴歴をみるとすごく頭が良いことがわかりますね。
バイト・副業経験
家庭教師：先輩芸人のお子さんの家庭教師も担当
塾講師：なんと7年間勤務
小学生〜高校生を対象に勉強の教え方を追求。富澤たけしさんの息子さんの家庭教師経験も有 ja.wikipedia.org+1terakoya.ameba.jp+1
レストラン：大学時代にイタリアンレストランで週3日バイト。まかない作りを通じて料理スキルも習得
ティモンディとしての活動の裏側
ティモンディ（前田裕太・高岸宏行）のお笑い・芸能活動の“裏側”を、メディア報道や関係者インタビューから紐解いてみました！
コンビ名「ティモンディ」の由来
高岸さんは、コンビ名の由来をこう語っています。
「夢に巨大な岩が出てきて、その岩に『ティモンディ』って書いてあって…起きてすぐ前田に電話した」
意味や由来は二人も全く知らないまま「これだ！」と決めたとか。直感と運命を信じた固い結束のエピソードです。
舞台裏での絆と支え合い
高岸さんがプロ野球“二刀流”を目指す中、前田さんは隙あらばキャッチボールの相手に ― 地元公園で練習を手伝い、「近所の子に不思議がられた」といったほのぼの裏話も。
高岸さんがBCリーグ入団を決めた際、前田さんは「ありがたい縁」「野球に恩返ししたい」という気持ちだと応援
ファッション＆メディア共演の舞台裏
Fineboysのインタビューでは、ふたりの日常や舞台裏が明かされています。
前田「買い物は高円寺や下北沢、ビッグシルエットが多め」
高岸「塩コショウでチェスをした」寮時代の遊びも
また、TGC（東京ガールズコレクション）などのバックヤードでは、ふたりのリラックスした素顔も目撃されているようです 。
ドラマ・収録＆ロケ現場のリアル
高岸さんは大河ドラマ『鎌倉殿の13人』で俳優としても活躍。小栗旬さんと甲冑姿でエアキャッチボール⁉️ と舞台裏トークも。
漫才・収録では盲腸や休養など、体調面のトラブルがあっても、コンビお互いにカバーし合う“影の努力”がありました。
M‑1やネタ合わせの舞台裏
M‑1グランプリの予選収録など、ネタ直後の“ホットな”声を収めた現場密着映像もあり、緊張感とやり切った表情がリアルに伝わってきます。
“応援芸人”としての本気の姿勢
高岸さんは、“応援”を活動の軸としています。
「ウケなかったら、それも応援。言いたいことを伝えられたら100点」
一方前田さんは、冷静に場を整えるツッコミ役ながら、屋外ロケでも“熱中する姿勢”を崩さないプロフェッショナルぶりを見せています。
まとめ
前田裕太さんは、お笑い芸人として多忙な日々を送りながらも、自身の原点である野球への情熱を忘れることなく活動しています。その姿勢は、多くの人々に勇気と希望を与えるものです。
「ティモンディ」の活躍がさらに広がり、前田さんが持つスポーツマンシップが新しい形で社会に影響を与える日が来ることを楽しみにしています。
